狂乱する米 国の個人投資家 – 2021年1月26日

ボラティリティが大きく、銘柄別の騰落のギャップも非常に大きい展開ですが、それでも米国のナスダック総合指数は終値で4営業日連続の史上最高値を更新しています。原動力となっているのがロビンフッドをはじめとする無料の取引アプリを使う個人投資家です。

その個人投資家の破壊力を最も知らしめたのがゲームストップの値動きです。ゲームストップはビデオゲームの小売チェーンで、スマホアプリへのシフトに対応できず昨年まで6年連続で株価が下げているいわゆるクズ株でした。さらにコロナによるステイホームで本業が大打撃を受けており、3年後までに黒字転換が見込めないという状況で、ヘッジファンドによる格好の空売り対象となっていました。

そこに、レディットなどのSNSで連携した個人投資家が退去買い向かい、現物株に加えてコールオプションも大量に取得したことで、オプション発行会社の現物手当も巻き込んで株価が急騰しました。空売りをしていたヘッジファンドなど投機筋も、株価急騰でロスカットを迫られて典型的なショートスクイーズの状況となって、株価はなんと今年に入って4倍に値上がりしています。昨日の取引では一時先週末の2.4倍となる160ドルまで上げた後に、60ドルまで急落し結局前日比で+18%となる76.7ドルで引けるなどパニック的な乱高下となっています。

ゲームストップの空売りポジションが大きかったヘッジファンドのメルヴィン・キャピタルは大打撃を受けて年初来の3週間で10%以上のロスを出してしまっているようです。メルヴィンは2014年に設立されてから年率30%のリターンを継続している優秀なパフォーマンスでしたが、個人投資家の大連合という思わぬ形で煮え湯を飲まされました。

ただ、ヘッジファンドの帝王であるケン・グリフィンが率いるシタデルと、メルヴィンの創業者が昔働いていたポイント72が合わせて3,000億円近い救済資金を提供するという報道も本日出てきており、ヘッジファンドと個人投資家のバトルが今後どのような展開となるか目が離せません。

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