シンガポール政府系ファンドの運用実績が改善 – 2021年7月21日

引き続き米国を筆頭として株式市場の上昇が続いていますが、これを受けて世界中のSWF(政府系ファンド)が運用パフォーマンスを改善させています。シンガポールはGICとテマセクという世界最大規模の2つのSWFを有していますが、両ファンド共に運用パフォーマンスを改善させています。

GICは単年のパフォーマンスは開示していませんが昨年の運用パフォーマンスが良好であったことを受けて、過去5年の年率リターンが8.8%、過去20年では4.3%まで改善したと報告しています。ポートフォリオの変更としてはインフレが加速することの備えとして債券・現金比率を50%から45%に減らすという発表をしました。

GICは地域別への投資比率も見直しており、最大の投資先である米国については36%(2020年)→34%(21年)とあまり変動していない一方、日本以外のアジアについては同20%→26%と増やした一方、日本については14%→8%の4割減と大きく減らしていることが目立ちます。

GICと並んで巨大な規模を誇るシンガポールのもう一つのSWFであるテマセクも、昨年は25%のリターンと2010年以降で最高のパフォーマンスでした。GICよりも未上場企業への投資も含めてより積極的な投資を行っているテマセクですが、地域別にみると中国が27%と最大で、それに次ぐのがシンガポールの24%、直近最も積極的に投資を行っている米国が20%という順になっています。

上場・未上場を問わず株式などリスク資産が好調だったことでシンガポールの両SWFともにパフォーマンスは好調となっていますが、米中対立が激化し中国当局が上場企業全般への締め付けを厳しくする中で、GIC・テマセク共にポートフォリオの大きなウェイトを占める中国マーケットが変調することが最大のリスクだと見ています。

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