モデルナの記録的な株価の上昇 – 2021年8月11日

これまでも度々このコラムで取り上げてきたモデルナですが、今週になってメイヨークリニックの論文で、全世界で拡大しているデルタ株については2回接種から半年が経過しても有効性が86%→76%とそれほど落ちないのに対して、ファイザー/バイオンテックのそれは76%→42%と大きく下落するという論文が発表されて、一時500ドル近くまで株価は急騰しました。

全世界で承認されている様々なワクチンの中でも、この2社のmRNAベースのワクチンは最も高い有効性を誇ってきましたが、接種から一定期間の経過でこうした大きなギャップが出てきていることは驚きをもって受け止められています。

モデルナは18年末に15ドルより下で上場しました。20年後半に新型コロナのワクチンの治験結果が良好であることが伝わると一気に100ドルを突破しました。その後もご存知の通り新型コロナは世界中で猛威を奮って様々な変異株が出てくる中でモデルナのmRNAワクチンは高い有効率を保ち、足元で最も脅威となっているデルタ株に対してすべてのワクチンの中で最高の効能と評価されたことで、先進国における3回目の接種や12歳以下の子供の接種において最優先で需要が拡大すると期待され、今の株価にまで吹き上がっています。

モデルナの時価総額は20兆円に達しており、2,000人以下というメガファーマと比較して1桁、2桁少ない人員でこの規模にまで成長していることからも、mRNAベースの治療薬・ワクチンへの期待の高さがうかがえます。

モデルナは、新型コロナ以外にも複数の型のインフルエンザやRSウイルスといった感染症、さらにはCMVウイルスなど様々な疾患に対するワクチンの治験を進めています。知り合いのバイオヘルスケアを専門とする投資家の話では、今後のワクチン開発はまるでソフトウェアをコーディングするように迅速かつ柔軟に開発できるmRNAベースが中心となっていくと話しているなど、バイオ×データ処理によるビジネス創出の最初の成功例であるモデルナの躍進がさらに拡大していくことに期待しています。

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